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ウミガメがくれた陸地

(7月に手記を遡って記録)

5月16日に、異種間コミュ・シンポジウムのフィードバックフォームを送った。

 

「今回のシンポジウムに出て、あなたに起きた変容が何かあれば、教えてほしい」という項目があったので、そこに、今自分が体感していることを言語化してみた。

 

「自分の内なる海に沈んでいた大陸が、浮上したような感じがしています。直観的異種間コミュニケーションと、多様な声が聴かれ尊重される世界への展望が、より確かな足場を得ています。」

 

これを書いたあと、シンポジウムに参加しに来てくれていたウミガメからのメッセージをほんのり思い出していた。確かアンナさんが、ウミガメが陸を運んでくる、といってなかったか。

 

ほんとうに海の中から陸が現れた感じがしているのは、まさにウミガメのおかげだと感じていて…。

 

この新大陸は、story of dominationでなく、story of collaborationが紡がれていく大陸だと、シンポジウム参加者のみなさんの存在感を感じつつ、思った。

 

ただ、参加者のマジョリティが白人女性だということは心に残っていて。ジョー・コパージャックさんのとつとつとした話し方や間合い、ジョーセフ・ネイトウホウさんの素朴な歌、どちらにも昔のアジア圏の人の感じを感じて、よりどころだった。よりどころがあったのは大きかったな。安心感みたいなもの。