ペネロピ・スミスさんから学んで

直観的異種間コミュニケーションの”母”的存在、ペネロピ・スミスさんのオンライン講座に出る機会を、2月に得ました。ペネロピさんのお名前はずっと前から知ってましたが、以前なにかの動画で拝見したときの彼女の話し方が、私にとってはやや”騒々しく”感じられてしまったことがあって、なんとなく距離をとっていました。でもたまたま目にした、彼女の2月のオンライン講座のタイトルが「苦手な生き物とコミュニケートしてみよう」というものだったのと、受講料がとても親切な価格設定だったことも相まって、一度受けて見よう、と思い立ちました。

 

 

いざ、講座に出て、その場でペネロピ―さんの導きに身をまかせてみたら、彼女の元気な(やや”騒々しい”ような)語り口の奥に、ものすごい心の広さとやさしさが感じとれて、大きな安心をいただきました。ざっくばらんな物言いも、動物たちと同じくらい率直で正直なだけ、という感じがしたのでした。

 

そして彼女のガイドで各自が「個人的に苦手」だったり、苦手な生き物が特にいない人は、その生きものとのあいだで特定の困りごとがあるような生き物を選んで、コミュニケートしていきました。

 

わたしはそのとき、木造平屋のわが家をどうやら少しずつ食べていっているらしい、お菓子の家を食べるヘンゼルとグレーテルみたいなシロアリさんたちと話してみることにしたのですが、意外な発見もあり、そして「雨どいを掃除するといい」というアドバイスまでシロアリさんたちにもらったりして、すてきなセッションになりました。

 

他の人たちからのフィードバックを聞いていても、みなさん、苦手な生きものへの視点や気持ちにぐんとシフトが起こっているのが感じられました。

 

ペネロピさんは、他の生き物はみんな、こうした人間の意識のシフトを待ちわびている、自分は異種間コミュニケーションを「underground peace movement(平和のための地下運動)だと思っている、とおっしゃっていて。ほんとうにそうだなあ、と思いました。

 

この講座がすばらしかったので、彼女の著書も購入して、読み始めてみました。

 

ペネロピさんもやはり、他の種の生き物と交流するときの第一は、自分の中が静まること、とおっしゃっていて、異種間コミュニケーションへの準備エクササイズとして、「目の前にいる別の種の存在と一定の距離をとって居心地よく座り、相手にやわらかく気を向けながら、ただ静かにそこにいて、いろんな考えや感情が溶け去るがままにする」というのを提案されています。

 

私も初心に帰るつもりで、まずはこの練習を始めてみようと思い立ち、このあいだの新月の日から毎朝、スダジイの木と一緒に過ごす時間をもつことにしました。

そうして上弦の月になった日(=7日くらい後)に、一度、毎朝のその時間を振りかえって書いてみました。

https://note.com/guritogreen/n/n62af9e1d0779

 

ただ静かに一緒にいる時間を毎朝持つことだけを目的に始めましたが、日々いろんなことが起きて、興味深かったです。